片桐です。昨日のメールで出版について触れたんですが、いくつか反応をいただきました。ちなみに、昨日のメールはこちら→ 👩「あんた仕事何してるの?」に対するベストアンサー僕も、とある出版社の出版プロデューサーをしているのと、過去に商業出版の塾に通っていたこともあり、出版について少しはお話しできる資格があります。商業出版って夢がありますよねー。一気に著名人に成り上がれるようなイメージがあるんじゃないですか?商業出版がわからない人のために簡単に解説をすると、商業出版は要するに出版社のお墨付きをもらって、出版社が著者に投資をしてくれて、全国の書店に並ぶやつって感じです。自費出版と比較するとわかりやすいですが、自費出版は商業出版の逆だと思ってください。自費出版は、自分の書きたいものを書けて、自分の資金で出版するものです。基本的には、書店には出回りません。ですので、商業出版は、世に認められた感があってブランディングとしてパワーがあるって感じです。ただ、大変なんですよね…コストと時間が。そもそも、狭き門です。商業出版の塾やプロデューサーは結構高いんですよね。僕が通ってたところは90万円くらいしました。しかも、実際に出版社から出版する時には、1000冊くらい自分で買わないといけない場合もあります。よほど、著者に売る力があると見込まれれば、買取は発生しませんが、今は本が売れなくなってきている時代ですからね…印刷代の分だけでも最初に費用を回収しておきたいみたいです。で、なんやかんや200~300万円かかるのもザラだったりします。でもこれが売れたらテレビのコメンテーターとかにも呼ばれたり、大口の契約が取れたり、ビジネスが良い感じに回る例も結構聞いてます!ハイリスクハイリターンって感じですね。ハイリターンに関しては、かなり運の要素が強いですけどね…。まぁでもこれが狭き門なんですよ!僕が通ってた出版塾は企画書を書いて、それを編集者が集まっている場でプレゼンし、「面談しても良い」と思ってもらったら手をあげてもらえるシステムでした。当時の僕は、こんな企画書でプレゼンしました。👇
このプレゼンで6社くらい手を挙げてもらいました。小学館とか有名どころにも手を挙げてもらったので、実際に、出版社にもお土産を持って足を運んで編集者さんとも面談をしました。が、出版社としても売れる本にしないといけないので、ほぼ企画書は書き直しになります。そして、自分が書きたい本じゃなくなっていく…さらに、『出版してどうなりたいか』ここが明確じゃない場合、企画書や原稿を書くのってなかなか進まないんですよね…ということで、3年前の僕は上記の理由から商業出版は頓挫してしまいました。今思うと、その時出版しなくて良かったなぁとは思います。別に、薬剤師の立場の向上に使命感を持ってたわけじゃなかったですし、バックエンドもなかったので…ビジネスに直結した戦略がないままに下手に出版しなくて良かったです。ということで、出版も所詮は集客の一部です。自分のビジネスにどう紐づけるかが大事になってくるので、そのプランニングが大事です。それをまたどこかにタイミングで勉強会をやりますので、楽しみにしててくださいね!ではまたメールします!
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